事前請求権を被保全債権とする仮差押えによって、事後請求権の消滅時効も中断するのか
http://d.hatena.ne.jp/oneflewover/20150407/1428362542事前請求権を被保全債権とする仮差押えによって、事後請求権の消滅時効も中断するのか 法律一般 最判平成27年2月17日(平成24年(受)第1831号)は、「事前請求権を被保全債権とする仮差押えによって、事後請求権の消滅時効も中断するのか」という問題について、肯定の結論を下しています。 この事案には、 ・事前請求権と事後請求権との関係 (最判昭和60年2月12日民集39巻1号89頁参照) ・仮差 ...
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事前請求権を被保全債権とする仮差押えによって、事後請求権の消滅時効も中断するのか
https://oneflewover.hatenadiary.org/entry/20150407/1428362542最判平成27年2月17日(平成24年(受)第1831号)は、「事前請求権を被保全債権とする仮差押えによって、事後請求権の消滅時効も中断するのか」という問題について、肯定の結論を下しています。 この事案には、 ・事前請求権と事後請求権との関係 (最判昭和60年2月12日民集39巻1号89頁参照) ・仮差押えによって保全される債権の範囲 (最判平成24年2月23日民集66巻3号1163頁) とい ...
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キーワード: 最高裁 判例
最高裁、事前求償権を被保全債権とする仮差押えは事後求償権の消滅時効を中断する効力も有すると判示
http://japanlaw.blog.jp/archives/1020346275.html保証人が主債務者の代わりに弁済した場合には、主債務者に対して求償権を取得 しますが(事後求償権)、委託を受けて保証をした場合には、弁済の前に求償権 を行使することができます。これを事前求償権といいますが、判例は事後求償権 と事前求償権は別の権利としています(最判昭和60年2月12日民集39巻1 号89頁)。 保証委託を受けて保証をするのは、いわゆる機関保証であることが多いことにな りますので、業と ...
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保証人の主債務者に対する求償権に消滅時効の中断事由がある場合、共同保証人間の求償権に中断の効力は及ぶのか
https://oneflewover.hatenadiary.org/entry/20160221/1456063641主たる債務が、時効によって消滅する場合、保証債務も消滅します(民448条;保証債務の附従性)。それでは、共同保証人の一人が主債務者に対して求償権を有する場合、その求償権と、共同保証人間の求償権(民465条)との間には、附従性が生じるのでしょうか。 例えば、共同保証人a1とa2とがおり、a1が、主債務者に代わって債権者に代位弁済しし、主債務者に対し求償権を取得し、a2に対し共同保証人間の求償権を取得 ...
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キーワード: 判決
[法律一般]保証人の主債務者に対する求償権に消滅時効の中断事由がある場合、共同保証人間の求償権に中断の効力は及ぶのか
http://d.hatena.ne.jp/oneflewover/20160221/1456063641主たる債務が、時効によって消滅する場合、保証債務も消滅します(民448条;保証債務の附従性)。それでは、共同保証人の一人が主債務者に対して求償権を有する場合、その求償権と、共同保証人間の求償権(民465条)との間には、附従性が生じるのでしょうか。 例えば、共同保証人a1とa2とがおり、a1が、主債務者に代わって債権者に代位弁済しし、主債務者に対し求償権を取得し、a2に対し共同保証人間の求償権を取 ...
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【本】債権回収の技術 ― 無担保で不良化した債権を回収してナンボでしょ
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/52084393.html債権回収の本の中でも、この本はちょっと珍しいタイプかも。 『債権回収の技術―交渉技法から法的戦術・サービサー活用まで』 何が珍しいかというと、担保の種類の解説・担保設定の仕方といったありがちな法律知識の体系的な解説はばっさりと捨てて、すでに不良化してしまった債権を、どのように交渉し、または法的手続きを実行して回収するかという、交渉〜実行フェーズに特化しているところ。 従来、その ...
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キーワード: 控訴 職務発明 審判 訴訟 損害額 損害賠償 発明 発明の対価 判決 判例
一部請求と残部の消滅時効
http://d.hatena.ne.jp/oneflewover/20130616/1371376252一部請求と残部の消滅時効 法律一般 [一部請求の利用態様] 金銭の支払い請求では、一部の額のみを申し立てることがあります(一部請求)。 一部請求が用いられる典型的な場面は、不法行為の損害賠償請求です。例えば、交通事故の被害者の場合、損害額が最終的にどのような額になるのか、訴えの提起の段階で予測することは困難です。予想外の後遺症が残ることもあります。このように、訴えの提起の段階で金額を知ること ...
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【ケーススタディ】債権回収手段としての他契約履行拒絶
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51693820.htmlケース 平成20年11月30日、XはYに対し、内装工事を3,400万円で発注した。 請負代金の支払期日は平成21年5月末日と定められ、Yはこの工事(第1工事)を4月までに完成させ、Xに引き渡した。 さらに、Yは追加で別の内装工事(第2工事)を5,500万円でXに発注し、こちらは7月10日までに引き渡すこととなっていた。 ところがYは、第1工事の代金支払期日の1週間前になって、「5月末 ...
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【ケーススタディ】取引先の信用不安に対する対応方針決定プロセス
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51688935.htmlケース Xは、部品製造販売会社Yより部品を買い入れて小型機械を製造するメーカーである。 XはYから舞い月末締め翌月末全額手形払いの条件で部品を買い入れ、一方Yに対しても納入3ヵ月後振込決済を条件として製品を販売している。 そうした中、A銀行からYのXに対する売掛債権について1,000万円を限度とする仮差押通知が送達された。社長いわく、A銀行に追加担保を求められて交渉中になされたもので ...
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【ケーススタディ】個人保証・不動産担保がある場合の緊急時債権回収
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51693124.htmlケース Xが取引しているA社について「営業不振で資金繰りに窮している。メインバンクのY地銀が手を引き、Z信金と取引するようになった。」との噂が聞こえてきている。 平成20年2月7日現在のXとAの取引状況は以下の通り。 1)債権残高 2,700万円(売掛債権850万円/受取手形債権1,850万円) 2)個別契約 Aからは2月出荷分として300万円の注文があり受注済み。 3)担保 ...
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【ケーススタディ】動産売買における未払代金回収の手段
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51688578.htmlケース AはBに家庭用品1,000万円分を販売したが、代金未払いのままBは破産手続開始決定を受け、破産管財人Yが選任された。 Aの営業担当Xは、Bの代表取締役Pから、販売した家庭用品のほぼ全数が展示されたまま100店舗ほどに分散保管されているとの情報を得た。またPは、他の債権者Zが、破産手続開始決定直前に、Pの承諾を得て展示品の一部を代物弁済として持ち去っていることについても、詳細な ...
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キーワード: 最高裁 勝訴 訴訟 損害賠償 当事者 判例 弁護士
書籍 | 35歳からの『脱・頑張り』仕事術 仕組みを作れば、チームは自動で回り出す
http://hitorihoumu.blog47.fc2.com/blog-entry-665.html1.高い品質を保ちつつ、部下に仕事のオーナーシップを持たせる方法 下記記事でも記載の通り、先般、一部門の責任者になり、これまでのように自分が頑張れば何とかなる感じでもなくなってきたので、チームをどう動かして仕事を上手く進めていくべきか、というのが現在の私のテーマとなっています。 そこで、何かのヒントになればと、今般は、「35歳からの『脱・頑張り』仕事術 仕組みを作れば、チームは自動で回り出す( ...
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キーワード: amazon
【ケーススタディ】従業員に対する住宅資金融資の回収
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51699587.htmlケース Xの従業員Yが、12月1日より無断欠勤している。 12月4日、Xは貸金業者による差押通知を受け、同時にYからも連絡があり、多額の借金があり退職したいとの意向を確認した。 XはYに住宅資金を貸し付けておりその残高が500万円である一方、社内預金残高100万円、解雇時点での未払い給与40万円、退職金800万円となっている。住宅資金貸付についてはYの自宅土地建物に抵当権が設定され ...
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キーワード: 最高裁 訴訟 判決
明示的一部請求と残部についての裁判上の催告としての消滅時効の中断
http://d.hatena.ne.jp/oneflewover/20130912/1378994650明示的一部請求と残部についての裁判上の催告としての消滅時効の中断 法律一般 最高裁が、いわゆる明示的一部請求の場合に、残部についても消滅時効が中断するのかという論点について、判決を出しています(最判平成25年6月6日判時2190号22頁(民集登載予定))(従前の議論について、 http://d.hatena.ne.jp/oneflewover/20130616/1371376252)。 ...
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【ケーススタディ】支払停止時の相殺を使った回収
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51683091.htmlケース Xの取引先Aが不渡手形を出した。XはAとの間で販売と買入れを双方行っている関係にある。 XのYに対する債権は5,000万円で、来月末日を支払期日とするA単名手形を受領している。 Aに対する債務は3,800万円で、今月末日1,600万円、翌月末日1,200万円、翌々月末日1,000万円の支払期日が到来する。 問題 設問(1) Xはその債務合計3,800万円について、相殺を ...
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【ケーススタディ】保全命令対象物の引き揚げ
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51698777.htmlケース 大規模スーパーを営むXは、業績不振により平成20年12月6日に会社更生法の適用を申請し、同日、以下の通り裁判所の保全命令が発令された。 1.申立会社は、平成20年12月6日以前の原因に基づいて生じた一切の債権債務(従業員との雇用関係から生じたものを除く)を弁済してはならない。 2.申立会社は、店舗内にある商品・設備その他一切の財産について、所有権譲渡、担保権の設定、その他一 ...
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【ケーススタディ】抵当権に基づく明渡請求と賃借権の優劣
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51682380.htmlケース Xは、競売の開始決定がなされている隣地のAビルを取得し、自社所有のBビル(一部賃貸中)と合わせて再開発を検討している。 Aビルの登記簿及びテナントの状況、Bビルの賃貸状況は以下のとおりである。 Aビルの登記簿記載事項 平成18年10月25日抵当権設定登記 平成19年5月25日競売開始決定に基づく差押の登記 ・賃貸人Y1 Aビル 平成18年7月1日から3年間の賃貸借契約 ...
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【ケーススタディ】建築工事請負における債権確保手段
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51673834.htmlケース Aは自社所有の土地の上に賃貸用のアパートを建築する工事をXに依頼。 Xはアパートを完成させたが、Aが請負代金を支払わない。 Xは一室を事務所とし、その他の部屋をZに賃貸した。 問題 設問(1) Aはその後破産し、Xは破産管財人Yから明け渡しを要求された。 Xはこの明け渡しを法的に拒否できるか。 設問(2) YはXに対し、Zから得た賃料とXが事務所として使用していた部屋 ...
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【ケーススタディ】継続的取引における債務不履行への対応
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51669126.htmlケース X社はY社に対し、Y社製品の部材を継続的に供給していたが、Y社が代金を2ヶ月分滞納。 Y社社長は販売不振と売掛金未収を滞納の理由とした上で、親族の個人資産を担保とした銀行借入の交渉中であり、これが纏まる迄の支払猶予をX社に求めている。また、Y社製品の製造に不可欠な部材の継続的納入も要請している。 Y社の資産は評価額を上回る抵当権設定済みの不動産(工場の土地・建物)のみ。 問題 ...
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【ケーススタディ】敷金に対する担保権の設定
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51679021.htmlケース AはYからビル1階の店舗物件を賃借し、Yに敷金4,000万円を差し入れた。 その後Aはこの物件でファミレスをはじめるべく、ファミレスチェーンのXとフランチャイズ契約を締結し、Xから継続的に食材の提供を受け始めている。 問題 設問(1) Xは、フランチャイズ契約における一切の債権を担保するため、AがYに差し入れている敷金返還請求権を担保としたい。 敷金を担保とする方法とし ...
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[企業法務]年末に打ちあがった奇妙なアドバルーン。
http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20131229/1388841623■ 今年も一年間、みっちりと審議が進められた債権法改正。 残念なことに、意見が分かれている論点については、明確な方向性があまり見えないまま、年を越すことになりそうだ・・・と思っていたら、年末の日経紙に突如として、一つのアドバルーン記事が掲載された。 「銀行などが中小企業へ融資する際の個人保証の制度改正を巡り、引き受け側の自発的な意思が確認できれば、経営者以外にも保証を認める方向となった。民法改 ...
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やる気のない架空請求詐欺再び
http://irumashinjuku.net/?p=9323ちょっと前にとてもやる気の感じられない架空請求詐欺が来たのでメモっておいたんですが(参照)、同じようなやる気のない架空請求詐欺がまた来たのでこちらも残しておきます。 ※メールアドレスはマスクしていますが、他はすべて原文ママです。 From: ※ 重要通知 ※ Date: Thu, 14 May 2015 02:36:12 +0900 To: ■■■■■■■■@ezweb.ne.jp Subj ...
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やる気のない架空請求詐欺三度
http://irumashinjuku.net/?p=9331一回目→やる気のない架空請求詐欺が来た 二回目→やる気のない架空請求詐欺再び From: ※ 重要通知 ※ Date: Sat, 16 May 2015 15:12:46 +0900 To: ■■■■■■■■@ezweb.ne.jp Subject: 閲覧記録が更新されました。 先ほどお客様が通知の確認をされたのが閲覧記録の更新で確認いたしました。 仮差押手続きお知らせ 貴殿の利用した「電 ...
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キーワード: 特許を受ける権利 特許権 特許出願 判決 弁護士
特許権の譲渡と通謀虚偽表示
http://d.hatena.ne.jp/oneflewover/20120520/1337494215特許権の譲渡と通謀虚偽表示 法律一般, 特許 会社の資金繰りが苦しくなると、債権者は債権回収を急ぎ、資産を差押え始めます。重要な資産を失うと、事業の継続は難しくなります。もっとも、会社の事業の中には、収益の改善の見込みが立たないものばかりではなく、継続が見込まれるものもあります。そこで、有望な事業を継続するため、その事業を切り分けて他社に譲渡することがあります(乱用的会社分割については、最近、 ...
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【ケーススタディ】抵当権・譲渡担保権・相殺の優劣/親子会社間の保証
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51693849.htmlケース 銀行Xは、平成15年4月1日付けで、平成19年3月31日を最終返済期日とする10億円の金銭消費貸借契約をAと締結した。 Xは、この担保としてA本社の土地建物(以下本社物件という)に10億円の第一順位抵当権の設定をうけ、またAの筆頭株主であるBより極度額30億円の連帯保証金を取得した。 BのAに対する出資比率は37%で、Bの取締役2名がAの取締役を兼任しており、うち1名は代表取 ...
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キーワード: ソフトウェア ライセンス 棄却 情報提供 侵害 訴訟 損害賠償 著作権 判決 複製権
証拠保全結果を踏まえたライセンス違反による損害賠償請求(否定) 大阪地判令4.9.29(令3ワ4692)
https://itlaw.hatenablog.com/entry/2022/12/26/235835ソフトウェアの不正コピーの通報を端緒に、証拠保全が行われ、ライセンスチェックの結果をもとに不正コピーが主張されたが、その評価が争われた事例。 事案の概要 CADソフト(本件各ソフトウェア)の著作権者であるXは、情報処理関係のスクールを運営するYとの間で、本件各ソフトウェア(3製品)に関し、各6ライセンス分の利用許諾を受けていた。 Yは、そのほか、代理店経由で本件各ソフトウェアのライセンスを購 ...