【ケーススタディ】保全命令対象物の引き揚げ
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51698777.htmlケース 大規模スーパーを営むXは、業績不振により平成20年12月6日に会社更生法の適用を申請し、同日、以下の通り裁判所の保全命令が発令された。 1.申立会社は、平成20年12月6日以前の原因に基づいて生じた一切の債権債務(従業員との雇用関係から生じたものを除く)を弁済してはならない。 2.申立会社は、店舗内にある商品・設備その他一切の財産について、所有権譲渡、担保権の設定、その他一 ...
[類似スコア]117.86
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【ケーススタディ】動産売買における未払代金回収の手段
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51688578.htmlケース AはBに家庭用品1,000万円分を販売したが、代金未払いのままBは破産手続開始決定を受け、破産管財人Yが選任された。 Aの営業担当Xは、Bの代表取締役Pから、販売した家庭用品のほぼ全数が展示されたまま100店舗ほどに分散保管されているとの情報を得た。またPは、他の債権者Zが、破産手続開始決定直前に、Pの承諾を得て展示品の一部を代物弁済として持ち去っていることについても、詳細な ...
[類似スコア]105.89
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【ケーススタディ】OEM製品の欠陥により生じる法的責任
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51700838.htmlケース Xは、平成20年1月より、電動ドリルの生産をYに委託し、製品に「Xスーパードリル」という表示を付して販売していた。 商品につけていた保証書には、購入後3年間の製品の無償補修が規定されていたが、それ以外の保証については記述されていなかった。 平成20年12月3日、工務店ZはXからこの商品を購入し従業員に使用させていたが、平成20年2月1日に、建設現場で、工務店Zの従業員Aが、こ ...
[類似スコア]99.16
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【ケーススタディ】建築工事請負における債権確保手段
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51673834.htmlケース Aは自社所有の土地の上に賃貸用のアパートを建築する工事をXに依頼。 Xはアパートを完成させたが、Aが請負代金を支払わない。 Xは一室を事務所とし、その他の部屋をZに賃貸した。 問題 設問(1) Aはその後破産し、Xは破産管財人Yから明け渡しを要求された。 Xはこの明け渡しを法的に拒否できるか。 設問(2) YはXに対し、Zから得た賃料とXが事務所として使用していた部屋 ...
[類似スコア]93.86
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【ケーススタディ】債権回収手段としての他契約履行拒絶
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51693820.htmlケース 平成20年11月30日、XはYに対し、内装工事を3,400万円で発注した。 請負代金の支払期日は平成21年5月末日と定められ、Yはこの工事(第1工事)を4月までに完成させ、Xに引き渡した。 さらに、Yは追加で別の内装工事(第2工事)を5,500万円でXに発注し、こちらは7月10日までに引き渡すこととなっていた。 ところがYは、第1工事の代金支払期日の1週間前になって、「5月末 ...
[類似スコア]91.23
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【ケーススタディ】社有車による通勤途中の交通事故により使用者が負う責任
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51703325.htmlケース 宅配運送業者Xの従業員Yは、業務終了後X所有のトラックを運転して帰宅したが、その途中、前方不注意により小学生Zと接触事故を起こした。 Zは大けがをし、治療費として250万円の支出を余儀なくされたため、Zの両親はXおよびYを相手に訴訟提起を検討している。 なおXは、Yが通勤にトラックを利用していること知りながらも黙認していた。 問題 設問(1) Zとその両親がX・Yに損害賠償請求す ...
[類似スコア]89.59
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【ケーススタディ】敷金に対する担保権の設定
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51679021.htmlケース AはYからビル1階の店舗物件を賃借し、Yに敷金4,000万円を差し入れた。 その後Aはこの物件でファミレスをはじめるべく、ファミレスチェーンのXとフランチャイズ契約を締結し、Xから継続的に食材の提供を受け始めている。 問題 設問(1) Xは、フランチャイズ契約における一切の債権を担保するため、AがYに差し入れている敷金返還請求権を担保としたい。 敷金を担保とする方法とし ...
[類似スコア]86.81
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【ケーススタディ】取引先の信用不安に対する対応方針決定プロセス
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51688935.htmlケース Xは、部品製造販売会社Yより部品を買い入れて小型機械を製造するメーカーである。 XはYから舞い月末締め翌月末全額手形払いの条件で部品を買い入れ、一方Yに対しても納入3ヵ月後振込決済を条件として製品を販売している。 そうした中、A銀行からYのXに対する売掛債権について1,000万円を限度とする仮差押通知が送達された。社長いわく、A銀行に追加担保を求められて交渉中になされたもので ...
[類似スコア]84.96
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【ケーススタディ】支払停止時の相殺を使った回収
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51683091.htmlケース Xの取引先Aが不渡手形を出した。XはAとの間で販売と買入れを双方行っている関係にある。 XのYに対する債権は5,000万円で、来月末日を支払期日とするA単名手形を受領している。 Aに対する債務は3,800万円で、今月末日1,600万円、翌月末日1,200万円、翌々月末日1,000万円の支払期日が到来する。 問題 設問(1) Xはその債務合計3,800万円について、相殺を ...
[類似スコア]84.31
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【ケーススタディ】マンション住戸売買契約の瑕疵担保責任とアフターサービスの法的性質
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51681577.htmlケース Xは、マンションの住戸A・Bを従業員の社宅として分譲業者Yより購入、所有しているが、平成20年11月下旬に両物件の内装や設備に不具合(壁紙の亀裂、給湯管からの水漏れ、暖房の不良)が発見されたので、Yに対し修繕を要求しようとしている。 A物件は新築分譲物件として分譲業者Yから購入し、平成20年3月31日に引渡しを受けたもの。 XとYの売買契約には、以下の条項がある。 第12 ...
[類似スコア]83.04
blog author: 弁理士 知財フィルター 【個別ページ】
【ケーススタディ】商社を挟んだ取引における製造業者に対する責任追求
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51672990.htmlケース X:デラウェア州法人 スポーツウェアの輸入販売業 Y:日本法人 繊維生地の製造販売業 甲:繊維製品の製造および輸出業 平成18年3月 XがYから新製品のスポーツウェアの見本を提示し、Yに対しビジネスショウに出品するために見本に従い試作品を製作するよう依頼。 Yは甲にそれを依頼しその旨Xに通知。 同年9月 YからXに対し、Yが供給できるスポーツウェアの規格、価格、量及び時期に関し連 ...
[類似スコア]79.04
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【ケーススタディ】抵当権・譲渡担保権・相殺の優劣/親子会社間の保証
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51693849.htmlケース 銀行Xは、平成15年4月1日付けで、平成19年3月31日を最終返済期日とする10億円の金銭消費貸借契約をAと締結した。 Xは、この担保としてA本社の土地建物(以下本社物件という)に10億円の第一順位抵当権の設定をうけ、またAの筆頭株主であるBより極度額30億円の連帯保証金を取得した。 BのAに対する出資比率は37%で、Bの取締役2名がAの取締役を兼任しており、うち1名は代表取 ...
[類似スコア]69.35
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【ケーススタディ】個人保証・不動産担保がある場合の緊急時債権回収
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51693124.htmlケース Xが取引しているA社について「営業不振で資金繰りに窮している。メインバンクのY地銀が手を引き、Z信金と取引するようになった。」との噂が聞こえてきている。 平成20年2月7日現在のXとAの取引状況は以下の通り。 1)債権残高 2,700万円(売掛債権850万円/受取手形債権1,850万円) 2)個別契約 Aからは2月出荷分として300万円の注文があり受注済み。 3)担保 ...
[類似スコア]69.34
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事前請求権を被保全債権とする仮差押えによって、事後請求権の消滅時効も中断するのか
【個別ページ】 http://d.hatena.ne.jp/oneflewover/20150407/1428362542事前請求権を被保全債権とする仮差押えによって、事後請求権の消滅時効も中断するのか 法律一般 最判平成27年2月17日(平成24年(受)第1831号)は、「事前請求権を被保全債権とする仮差押えによって、事後請求権の消滅時効も中断するのか」という問題について、肯定の結論を下しています。 この事案には、 ・事前請求権と事後請求権との関係 (最判昭和60年2月12日民集39巻1号89頁参照) ・仮差 ...
[類似スコア]65.24
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【ケーススタディ】食中毒クレームへの対応と法的責任
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51690064.htmlケース Yが経営するレストランで、家族3人で食事をしたXから翌朝 「昨夜のレストランの食事が原因で家族が食中毒にかかった。妻は入院している。」 と連絡が入った。 レストラン部門からは、 「これから出向いてお見舞いをしつつ、詳しい事情を聞こうと考えているが、対応において法的に留意すべきことはあるか。」 「今後、損害賠償請求等どのような展開が予測されるか。」 との問い合わせがあった。 ...
[類似スコア]64.57
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【ケーススタディ】プラントにおける瑕疵に対する契約解除権と損害賠償請求権
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51700352.htmlケース 化学製品メーカーXは、平成19年12月にプラント製造業者Yに新工場製造ライン建設の見積もりを依頼し、XY間で仕様、納期、契約金額等を合意し、Xは以下概要の注文書をYに発行、第1回の支払いがなされた。 平成20年2月1日 Y株式会社御中 X株式会社 ...
[類似スコア]64.34
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【ケーススタディ】事業譲渡における譲受人の責任
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51672289.htmlケース Xは乙に対して金銭支払いを求めている。以下はXによる乙に対する金銭支払請求の主張に関する発言要旨である。 ・甲が所有していた顧客名簿、商品、事務機器等を乙が利用 (占有)しているが、これらの利用の対価を丙に支払って いない。 ・乙は甲のロゴマークを流用している。 ・乙は創立当時から現在まで、甲の本店所在地に事業所を 構えている。 ・乙は、甲の本店所在地の土地・建物が丙に譲渡され ...
[類似スコア]64.19
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【ケーススタディ】外国会社との製造委託基本契約
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51671713.htmlケース 国内メーカーXが、製造工程の一部をA国のYに委託。 委託する工程は以下の通り。 1)Xの国内工場で中間品を製造 2)Xが中間品をA国のY工場に送付 3)Yが追加工程 4)YがXの工場に返送 5)Xが最終工程と点検検査 6)製品完成 輸送にあたっては陸上はトラック、海上は船舶を利用する。 問題 Xの法務担当者として、本プロジェクトの基本契約に盛り込む基本条項とそのポイントを挙げよ ...
[類似スコア]63.60
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【ケーススタディ】火災発生時の調査項目
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51694625.htmlケース Xは、隣接するYから発生した火災の延焼で、工場が被害を受けた。Xの被害はXの所有物だけにとどまらず、Aから賃借していた高額の機械にも及んだ。さらにXが貯蔵していた石油に引火し、隣接するZにも被害が及んだ。幸い人身事故は発生しなかった。 Xは、保険会社Mに「自社工場に付保した火災保険(保険期間1年)は、Xの工場建物、設備、資材一式が対象となるものである」と主張した。 一方Mは「 ...
[類似スコア]63.39
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【ケーススタディ】リゾートマンション併設施設の利用契約における債務不履行
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51677006.htmlケース Xは、不動産会社Yより、従業員の福利厚生の目的で新築リゾートマンションの1区画を5,000万円で購入。あわせて当該リゾートマンションの購入者が優先的に利用できる併設の会員制スポーツクラブ会員権の入会金および預託金として1,000万円をYに支払った。 リゾートマンション売買契約書には、スポーツクラブ会員権付き(別途入会金・預託金が必要)である旨の記載があり、またスポーツクラブ ...
[類似スコア]63.16
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【ケーススタディ】買主の立場からの不動産売買契約書の検討
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51677119.htmlケース Yは自社ビルとして利用するため、Xが所有するビルを買取ろうと交渉した結果、Xが現在入居中のテナントを退去させ、20億円で売却することで合意した。 以下その契約書である。 (第1条) XはYに対し末尾表示の物件を全室空室とした上、売買代金金20億円にて売り渡すものとし、Yはこれを買い受ける。 (第2条) Yは本契約締結と同時に手付金として金1,000万円をXへ支払う。 (第3 ...
[類似スコア]61.55
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【ケーススタディ】量産品のティーカップ/工芸品の茶器に対する不良クレーム対応
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51690795.htmlケース Yは、高級食器や美術的工芸品を販売する専門店を経営している。 顧客Aより、Yに対し「ティーカップの把手が突然取れた。1年しかもたないのは不良品である。新しいカップに替えて欲しい。」とのクレームがあった。Aには1年前にYの店舗で英国製のティーカップとソーサーのセット一組を15,000円で販売していることが分かっている。 また同日顧客Bから「まだ一度も使用していない茶器にヒビが入 ...
[類似スコア]60.89
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【ケーススタディ】継続的取引の打ち切り/契約締結上の過失
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51686454.htmlケース Xは、Aから商品Qを長年にわたり仕入れていたが、今回Bから大量に仕入れる場合には3%ほど有利な価格で、かつ納期も短縮する提案があり、Bと契約を締結したいと思っている。 Aとの契約は、期間1年の継続的供給契約であり、更新する場合はどちからかの会社が1ヶ月前に更新の申し入れをし他方が承諾することによって更新されることとなっていたが、実際は更新の申し入れも契約書の書き換えもないまま ...
[類似スコア]58.37
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【ケーススタディ】継続的取引における債務不履行への対応
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51669126.htmlケース X社はY社に対し、Y社製品の部材を継続的に供給していたが、Y社が代金を2ヶ月分滞納。 Y社社長は販売不振と売掛金未収を滞納の理由とした上で、親族の個人資産を担保とした銀行借入の交渉中であり、これが纏まる迄の支払猶予をX社に求めている。また、Y社製品の製造に不可欠な部材の継続的納入も要請している。 Y社の資産は評価額を上回る抵当権設定済みの不動産(工場の土地・建物)のみ。 問題 ...
[類似スコア]57.38
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【ケーススタディ】従業員に対する住宅資金融資の回収
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51699587.htmlケース Xの従業員Yが、12月1日より無断欠勤している。 12月4日、Xは貸金業者による差押通知を受け、同時にYからも連絡があり、多額の借金があり退職したいとの意向を確認した。 XはYに住宅資金を貸し付けておりその残高が500万円である一方、社内預金残高100万円、解雇時点での未払い給与40万円、退職金800万円となっている。住宅資金貸付についてはYの自宅土地建物に抵当権が設定され ...
[類似スコア]56.01
blog author: 弁理士 【個別ページ】
【ケーススタディ】グループ会社間の債権放棄と取締役会決議
【個別ページ】 http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/51676108.htmlケース A社 資本金100億 製造業 取締役会設置 B社 資本金1億 取締役会設置 A社の100%子会社 C社 資本金50億 商社 B80%・C20%の共同出資により設立されたD社は、マーケティングの失敗により経営難に陥っている。 Bの代表取締役X(A社従業員と兼任)は、B社がD社に対して有する債権1億円を放棄して、D社を再建することを計画した。 A社には1億円以上の債権放棄は取締 ...